中国医学、主に鍼灸治療でパーキンソン病と闘う

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中国医学の鍼灸治療は、現在では現代医学と組み合わせる事で統合医療として発展し続けています。鍼灸の一番の効果は鎮痛と可動域、運動性能の回復にある為、難病指定のパーキンソン病にも応用されて、現代医学との相乗効果で回復程度を高める事ができることが分かっています。

特に、症状の現れている部位にだけ鍼を刺すのではなく、神経反射を使ったり、脳の反応が現れやすいツボを使う事で、症状の進行速度を遅らせることが認められているのです。

現在では、まだまだ現代医学だけでの治療を行っている病院が多いのが現状ですが、中国医学の鍼灸治療は今までの鍼灸治療と比べても、エビデンスを取って、現代医学的な観点に沿って、科学的に証明されたメカニズムに従って施術していきますので、安心できる則面も持っています。

パーキンソン病の症状の特徴である安静時振戦については、中国医学では震えは風が関係し、肝機能の異常と診ますし、筋固縮は肝が筋肉を制御していると考える為、これも肝機能の異常と考えます。仮面様顔貌も顔色と動かない部位にもよりますが、顔面の筋肉の硬直という側面もありますので、肝機能の異常と心機能、腎機能の異常が混在したものと診たりします。

又、同じパーキンソン病でもこの五臓のバランスの違いが個人個人にある為に、同じツボを使わない場合もあります。

現代医学では科学的に明らかな理論を使って科学的検査によって分かったことを材料にして診断しますので再現性が高いのが利点ですが、中医学の場合は四診合参と言って、顔色、におい、脈、問診と言った様々な角度から全身と局所、病気の自覚症状と他覚所見を総合して診断する為、個人個人の違いを細かく見分ける能力に長けています。

どちらが良いというのではなく、どちらも組み合わせて最善の方法を選択ことができるのが難病と呼ばれるパーキンソン病に対する治療なのです。

パーキンソン病自体がまだまだ分析しきれていない病気でもありますが、中国医学は科学的にはまだ分かっていない部分でも、古代から臨床で効果があるものを積み重ねて技術力としている部分も多い為、しっかりと診断、治療できる人が鍼灸を使う事によって、現代医学では足りない部分を大きく補ってくれる可能性が高い技術でもあるのです。

このような技術であり、パーキンソン病に対して一定の効果が認められている鍼灸ですから、今後更に普及して多くの病気を治してくれることを期待しています。